春が近づいてくると、春の山菜の代表格とも言えるふきのとうが恋しくななります。
天ぷらや、おひたし、味噌漬けなど、栄養価も高く、春の食卓を彩ってくれます。
スーパーなどのお野菜コーナーにも並んでいるふきのとうですが意外と高いんですよね。
そんなふきのとうは実は身近な場所でも採れるのはご存知でしょうか?
収穫時期が分かれば、ちょっと探してみたくなりますよね。
そこで今回の記事では、ふきのとうの収穫時期はいつか?についてお伝えしていきます。
ふきのとうの食べ頃の目安や、採取する時のコツや注意点についてもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
ふきのとうの収穫時期はいつ?
ふきのとうの旬な収穫時期は、2〜3月頃と言われています。
ふきのとうは全国の山で収穫できますが、雪が溶け始める頃に一斉に芽を出すため、地域や場所によって収穫できる時期は大きく異なります。
参考までに、私が住んでいる長野県と東京都で、ふきのとうの収穫時期を比較してみたいとい思います。
積雪量が多い長野県では、12月〜5月にかけて収穫できるそうです。
一方で東京都では、1月〜3月にかけて収穫できるそうです。
長野県の収穫時期は割と範囲が広いですね。反対に東京都では短めの収穫時期にようです。
これはどういう事かというと、雪解けの季節(タイミング)に合わせて、収穫時期が変わってくるからです。
雪の多い山間地では雪解けが遅いので、5月頃まで収穫できるチャンスはありますし、逆に平地の河川敷や田んぼにも生えているので、日当たりが良い場所では12月頃に芽を出す場合もありますね。
なので、自分の住んでいる場所が山間部なのか平地なのか、日当たりが良い場所かなどで収穫時期が変わるという事ですね。
基本的には「雪解け後」なので、天気予報などをみてこの先雪は降らないなとなったら、
ふきのとうは多年草なので、根っこが傷まない限りは、毎年同じ場所で芽を出します。
ですので、一度ふきのとうを見かけたら、また次の年も同じ場所に生えてくるので、場所をチェックしておくと良いでしょう。
ふきのとうの収穫時期も押さえておくと毎年の収穫が楽しみになりますね。
ふきのとうの食べ頃の目安は?
ふきのとうの食べ頃の目安は、花が咲く前の蕾の状態がベストです。
ふきのとうは芽が出て蕾になってから、美味しくなる時期はとても短く、味が落ちるのが早いそうです。
花が開いた状態でも食べることはできますが、ふきのとう独特の苦味が強まり風味も落ちてしまいます。
なので、地上に芽を出した後の蕾の時が一番美味しく食べ頃です。
出典元:Wikipedia
ふきにとうが蕾から花が咲くまではおおよそ2〜3週間だと言われています。
ただ、収穫時期のところでもお伝えしたように、日当たりなどの関係で成長スピードが変わるため、花が咲く期間も異なります。
日当たりが良い場所だと蕾から数日で花が咲くこともありますし、雪が残っている場所だと蕾から花が咲くまで2週間以上かかる場合もあります。
いずれにしても食べ頃は「蕾の状態」なので、見つけたら早めに収穫して料理すると良いでしょう。
もし花が開いてしまっているふきのとうでも、ふき味噌などの調理方法では美味しくいただけるので、絶対に蕾でなければ美味しくないというわけではないのでご安心くださいね。
あくまでもふきのとうの「食べ頃」としては「蕾の状態」がベストであるということです。
ふきのとうを収穫するコツと注意点
ふきにとうを収穫する時のコツと注意点をお伝えします。
ふきのとうを収穫するコツは、必ず根っこを切り落とすことです。ハサミやカッターなどがあれば便利ですが、手でねじるようにもぎ取っても簡単に取れます。
なぜ根っこを切り落とす必要があるかと言うと、ふきのとうの根っこにには「ペタシテニン」という肝毒性のある毒を持っているからです。
またアクの成分が強いので、その汁が手について落ちにくいことがありますので軍手や手袋をして収穫すると良いと思います。
最後に注意点としては、ふきのとう自体にも「フキノトシン」と言う有害成分も微量に含まれているため、ふきのとうを大量に摂取するのはオススメできません。
ただし具体的には毎日350g以上のふきのとうを食べれば危険という話なので、普通に食べる分には全く問題ないです^^
そしてふきのとうにはビタミン、カリウム、食物繊維、鉄分などが豊富で、栄養価がとても高いので食べると嬉しい効果の方がたくさんあります。
収穫部分や摂取量には十分注意して、春の恵を楽しみましょう。
まとめ
今回は「ふきのとうの収穫時期はいつ?食べ頃の目安や採取のコツと注意点も」と題して、ふきのとうの収穫時期や食べ頃の目安、収穫のコツと注意点について記事を書きました。
ふきのとうの収穫時期は2〜3月頃と言われていますが、雪解けのタイミングに合わせて地域や場所で大きく違いがあることが分かりました。
ふきのとうの食べ頃は、花が咲く前の蕾の状態がベストでしたね。花が咲いた後でも、ふき味噌など調理方法では美味しくいただけるとのことでした。
ふきにとうの収穫のコツは、根っこを必ず切り落とすこと。根っこには毒があるので注意でしたね。
その他の注意点は、ふきのとう自体にも微量の有害物質が含まれるため、一度に大量摂取することは控えた方が良いということでした。
春の味覚として、食卓を楽しませてくれるふきのとう。この記事がふきにとうを収穫する際の何かの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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