ムササビの子育て期間は?赤ちゃんは胎生・卵どっち?独り立ち時期も!

動物

手足をいっぱいに広げて飛んでいくムササビ。

ムササビはいつも単独で行動をしています。

そんな中で子育てはいつ行われているのでしょうか?

今回の記事では、ムササビの子育て期間について調査していきます。

ムササビの赤ちゃんが胎生か卵かどっちなのか、独り立ちする時期についても深掘りしていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

ムササビの子育て期間はどのくらい?

ムササビの子育て期間は約90日間です。

子育て期間とは、ムササビの赤ちゃんが産まれてから独り立ちするまでの期間を指します。

おおよそ3ヶ月間ということですね。

人間の世界から考えると、子が独り立ちするまでが3ヶ月なんてとても早いですよね!

ムササビの子育て期間は約90日間ですが、他の動物はどうなのでしょう。

哺乳類に限定して、子育て期間を調べてみました。

結果からお伝えすると、動物の種類や環境、授乳期間によって異なるようです。

子育て期間が最短の哺乳類は、極北に住む「ズキンアザラシ」だそうです。

授乳期間は何とわずか4日間!

哺乳類では、子育て期間が授乳期間と同じ意味で考えらえることがあります。

授乳期間が終われば、”後は自分の力で餌を探していけるね”という具合です。

4日間の授乳期間が終われば、独り立ちです。

何と早いのでしょう・・・!

極北の厳しい寒さという環境だからこその、最短子育て期間なのでしょうね。

一方で、子育て期間が最長の哺乳類は、人間に近いとされるオラウータンです。

オラウータンの授乳期間は、約6〜9年です。

オラウータンの子供は、3歳頃から親と同じ食べ物を食べられるようになると言われています。

しかし、主食となる果実が不足する時期に母乳を飲んでいるそうです。

種類や住む環境によって、子育て期間は様々なのですね。

ムササビも、授乳期間は約2ヶ月程度です。

ただムササビの場合は、上手に飛べるようにならないと独り立ちできません。

親と一緒に飛ぶ練習をする期間も必要なのです。

なので、親が育てる期間としては約3ヶ月間ということですね。

ムササビの赤ちゃんは胎生・卵どっち?

ムササビの赤ちゃんは胎生で生まれます。

ムササビは空を飛ぶことができますが、鳥類ではありません。

哺乳類の仲間なので赤ちゃんもお母さんと同じ状態です。

ムササビの赤ちゃんは胎生で1〜2頭生まれます。

一度に生む数が少ないのも、胎生で生まれる特徴ですね。

NHK人気番組『ダーウィンが来た!』で、ムササビの赤ちゃん誕生の瞬間が撮影されました。

その一部を公式Xで公開されていたので、ぜひ見てみてください。

こちらです!

生まれたばかりの赤ちゃんムササビの重さは、わずか25g程度です。

板チョコ半分の重さが、大体25gくらいだそうです。

大人のムササビになると900gくらいまで成長します。

私も以前仕事で、生後7日目くらいのムササビ赤ちゃんを保護したことがあります。

人生初めてムササビぼ赤ちゃんを手のひらに乗せたのですが、想像以上に軽かったです。

ふわっとしてとても軽くて、そして温かくて。

その時は愛おしすぎて言葉になりませんでした。

生まれたばかりは毛も全くありません。

しっぽ短くもほっそりしていて、黒っぽく見えます。

しかし、空を飛ぶために必要な皮膜はちゃんあります。

生まれる前から、空飛ぶ準備がしっかりできているのですね。

ムササビの独り立ちのタイミングはいつ?

ムササビの独り立ちのタイミングは、自分で餌を探せるようになった時です。

生後2ヶ月間は、巣穴や巣箱の中にいてずっと母乳を飲んで育ちます。

2ヶ月経つと、巣の中でも活発に動き回るようになります。

ムササビの子どもが巣から顔を出すようになると、外へ飛び出そうとするサイン!

でも外に出られたからと言って、すぐ1人で行動するわけではありません。

生まれてから一度も外の世界に出たことないですからね。

しかもムササビは夜行性なので、夜の森にはムササビの天敵もたくさんいます。

そうした自然界のルールも含めて、約1ヶ月間ほどは教育月間になります。

この時期は、お母さんムササビと一緒に飛ぶ訓練や、餌探しの練習をします

ムササビの場合は、出産から子育てまで母親が全てを行います。

父親は繁殖が終わると、どこかへ行ってしまいます。

そうして、何度か母親からの教育を受けたのちに、晴れて独り立ちします。

・単独で問題なく飛んで移動できるようになること
・単独で餌を探せるようになること

これらができるようになると、母親と離れて1頭で行動するようになります。

ただこれはあくまで、順調にいった場合です。

ムササビも人間同様、個体差はあるので「その子次第」な場合もありますよ。

私がこれまで観察してきたムササビの中には、3ヶ月以上経ってもずっと母親と一緒にいる子がいました。

もうかなり大きくもなっていて、巣の中はギュウギュウで狭そう。

子どものムササビは甘えたいのか、お母さんムササビに仕切りにじゃれ合おうとします。

しかし、お母さんムササビは「ねぇ。そろそろ親離れしてちょうだい」とでも言わんばかりに完全スルー^^;

そうしている間に、なんとお母さんムササビは2回目の出産を迎えてしましました。

見ると、まだまだ小さな赤ちゃんムササビが新たにいるではありませんか!

大きな子どものムササビと、生まれたばかりの赤ちゃんムササビが一緒にいるという奇跡。

歳の差兄弟という感じでしょうか。

ムササビだって、それそぞれの家庭の事情があるんだなぁと思った出来事でした。

ということで、ムササビの独り立ちのタイミングは、基本的には3ヶ月頃が目安です。

しかし、ムササビの性格や状況によって例外はあるということですね。

まとめ

今回は「ムササビの子育て期間は?赤ちゃんは胎生・卵どっち?独り立ち時期も!」と題して、ムササビの子育て期間がどのくらいかについて、ムササビの赤ちゃんが胎生・卵どっちなのか、独り立ちの時期も含めて記事に書きました。

ムササビの子育て期間は約90日間です。

授乳期間が2ヶ月ほどあり、残りの1ヵ月は飛ぶための練習や餌探しのための教育期間です。

ムササビの赤ちゃんは、哺乳類なので胎生で生まれてきます。

ムササビの子どもが独り立ちする時期は、単独で餌探しができるようになった時です。

およそ3ヵ月目で、独り立ちするムササビが多いですが、例外もあります。

人間と同じように、ムササビにも個体差があり性格があるのがまた面白いですね!

最後までお読みくださりありがとうございました。

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